キングブレード(通称キンブレ)は、ルイファン・ジャパンが販売しているコンサート用ペンライトでは定番の電池式ペンライトです。キンブレのX10シリーズは一本で複数の色を光らせることが出来ます。

 2019年4月19日に発売された「KING BLADE X10 V」(キングブレードテン・ファイブ)は、標準で用意されている15色のカラーチェンジだけでなく、スマートフォンと接続してLEDの発光量を調整してオリジナルの発光色を設定できる「Bluetooth Tuning」機能を搭載しています。

 今回は実際にキンブレとスマホをBluetoothで接続して発光色を設定してみました。

キングブレードX10V_001
キングブレードX10V_002

「KING BLADE X10 V SUPER TUBE」(RUIFAN JAPAN)

 X10 Vにはペンライトとして光るチューブの部分がそれぞれ異なるスモークチューブ、シャイニングチューブ、スーパーチューブの3つのバリエーションがあります。

 シャイニングは透明なチューブにキラキラしたシートが入っていて、3種類の中では1番明るく光ります。
 スモークは半透明のチューブで光量が控えめになる代わりに発色の色ムラを抑えています。
 スーパーチューブはスモークのチューブが短いタイプで、3種類の中では1番発色が安定しています。


  別売りのチューブ単体を買ってきて交換することもできます。

キンブレチューブ交換
スペアチューブ(シャイニング)。パーツとして交換用のチューブ部分だけ売られている。

キンブレチューブ交換002
キンブレチューブ交換003
スーパーチューブをシャイニングのチューブに交換してみる図。発光色の色味だけでなくサイズ感
も結構違う。


  チューブの中にフィルムや紙を仕込むことで、オリジナル仕様にカスタムすることもできます。

キンブレ300dpi_MagicBoxLogo_1
キンブレ300dpi_珠根うた&星菜日向夏_1
キンブレチューブシートサイズテンプレ推しユニVer_citross_1
シャイニング用のサイズのカスタム画像の例。薄手の紙や透明のフィルムに印刷してチューブの中に仕込む。

光る棒試作001234

仕込むとこんな感じに。

 チューブ以外の仕様や機能は共通なので同じようにカラーチェンジやカラーチューニングを行うことが出来るものの、シャイニングとスモーク/スーパーチューブでは同じカラー設定でも発色の色味が若干異なります。

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キンブレ本体、ストラップ、取扱説明書

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電池ボックス(単4電池3本)

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コインなどでネジを回してフタを開ける

 カラーチューニングを行わなくても、標準で15色のカラーチェンジが出来るペンライトとして使うことが出来ます。

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1.RED

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2.BLUE

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3.WHITE

 X10 Vの一番の目玉機能である「Bluetooth Tuning」は、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールしてアプリ上で色を調整します。

キングブレードX10V_009


KingBlade BLE(Android 8.0以上)


 インストールしたアプリを起動する前にスマホのBluetooth機能をONにしておきます。
 説明書の手順の通りにX10 Vをペアリングモードにして、アプリの画面でペアリングを行います。

キングブレードX10V_010
ペアリングでBluetoothがConected表示になる。

 カラーチューニングを行うキンブレ(今回はX10 V)を選択します。

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「Create Blade」をタップして新しいカラーリストを作成する。

キングブレードX10V_012
分かりやすいカラーリストの名前を入力する。

キングブレードX10V_013
作成したカラーリストに色を追加する。「Create Color」をタップする。

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作成したい色に似ている色を一つ選ぶ。

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X10 Vに搭載されている4色のLED(RGBW)の値を調整してお目当ての色に仕上げる。
値を動かすとキンブレの発色もリアルタイムで変化する。
明るく光らせるほど電池の消費量も増える。

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色が決まったら「Select」をタップしてリストに保存する。

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1色目作成完了。設定したい色の数だけ同じ作業を繰り返す。

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全部の色を作り終わったら「Install」をタップすると、キンブレ本体のメモリーに作成したリストの色が登録される。

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キンブレに設定できるパターンはAとBの2種類まで。AとBどちらのメモリーに登録するか選ぶ。

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登録完了。

 今回は発光色の調整を試してみる目的で、アイドルグループ「GEMS COMPANY」の12名の担当色の公式カラーコードの値(RGB)をそのまま当てはめてみました。
※花菱撫子の白だけはRGBの値で設定すると色ムラが出るのでWだけで光らせています。

 RGBの値をキンブレ X10 V スーパーチューブに単純にそのまま当てはめてみた結果、本来イメージしていたメンバーの色の通りの発光色にはなりませんでした。値の微調整が必要です。チューブが透明なシャイニングでは、同じ値でもまた違った結果になりそうです。

 作成したカラーリストはRGBWそれぞれの値を公開すれば他の人も同じ色で光らせることが出来ます。また、カラーリストをQRコードで共有することも出来ます。リストの画面でQRコードに上矢印が書いてあるボタンをタップするとQRコードが表示されます。

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今回作成してみた未完成のカラーリストのQRコード(TestList Brade)

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リストを選択する画面でカメラのアイコンをタップするとQRコードを読み込める。

 今回は実際にキンブレ X10 Vの発光色の設定作業を行ってみましたが、付属の説明書が日本語表記で分かりやすく、作業手順はすんなりと理解出来ました。



 実際にキンブレ用にカラーコードの調整を行ってみた方をTwitterでお見かけしました。











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